吸引器バッグ誕生までの経緯
吸引器バッグ誕生までの経緯
重度心身障害児であるTEPPEIに、さらに追い打ちをかけるように、
6歳で肺炎が襲い掛かり、やむを得ず気管切開をすることになりました。
昼夜問わずやってくるてんかん発作に加え、
一日100回を超える吸引生活が始まりました。
外出先でも構わず、ぶしゅんと吹けばすぐ吸引、
痰を詰まらせるわけにはいきません。
始めは、可愛い保冷バッグを吸引器入れに使っていました。
吸引器+お水の重さにすぐにクタクタになりました。
さらに、頻回の吸引のたびに大きい蓋を開け、
またその蓋がバギーの背に引っかかって開かないし、落ちてくる。
狭い車でも、やっぱり蓋が邪魔。。。この蓋、、、いる???
というところから、このバッグのアイデアが浮かびました。
蓋はいらないけど、カテーテルやお水は清潔を保ちたい。
じゃあ、そこだけに蓋をつけよう!しかも、横開きにして。
ついでに消毒液と、アルコール綿捨てるゴミ箱もつけて。
そして、吸引器バッグ試作品が出来上がりました。
蓋を開けて、手指の消毒して、吸引して、アル綿捨てて、
と吸引が流れるようにできました。
とっても使い勝手がよく、
本格的に作って、皆さんのお役に立ちたいと思うようになりました。
工場を探したり、試行錯誤し、やっと完成しました。
もともとお洒落が大好きです。吸引器用だからと言って、
可愛くないのは許せません。
見た目にもとことんこだわりました。
お出かけの負担が少しでも減りますように。そして、たのしくお出かけ出来ますように。。。